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GUYS&DOLLS~2009.2.10マチネ~

GUYS&DOLLS~2009.2.10マチネ~_c0089360_2313845.jpgNYから帰ってから2ヶ月以上過ぎてしまいました。
メインのはずのミュージカルの感想は「SHEREK」を書いただけで・・・もうかなり忘れて、全部書く自信がありません。忘れないうちに今回一番良かった「GUYS&DOLLS」についてだけは書いておかないと。

「GUYS&DOLLS」は私の好きな作品のひとつ。私が初めてNYに行った92年の7月に観た作品のひとつ。ちょうどこの年のトニー賞でリバイバル賞始め各賞を受賞した作品。これぞ、ブロードウェイミュージカルという感じの楽しくて、ダンスいっぱい、ドタバタなんだけど、ぽろっとする部分もあり、最後はハッピーエンドのコメディ・ミュージカルでした。その後も日本で俊ちゃん主演のも観たし、来日公演も観た。ロンドンでナショナルシアターバージョンも、2005年のユアン・マクレガー主演でスタートしたバージョンをユアンが下りてから観ました。安心して観れる作品というのかな。

さて、今回のブロードウェイのリバイバル版はいかに?
まずは、次のリバイバル(17年ぶり)が上演されるほど長い観劇生活を続けている自分に驚き!今回のリバイバルのプレビュー開始が2月4日、プレビュー5日目を観たことになります。上演前に、演出家のDes Mcanuffが舞台に出てきて挨拶「今日はプレビューが始まって初めての日曜マチネです。まだこの作品は制作の途中、皆さんも制作の過程を手伝っています。今後手直しが入って、多少内容が変わるかもしれませんが・・・(あとは覚えてませんん)。」今まで何度もプレビューを観たことはありますが、演出家の挨拶があったのは初めてでこれだけで、感動。
オーケストラというかバンドは、舞台上にいます。演奏は、ちょっとジャズっぽくアレンジしている部分もあり。なかなかオシャレです。まだ、演技部分と歌の部分のテンポがイマイチチグハグで、歌になるとテンポが遅れ気味に感じました。上演時間も3時間弱とかなり長め。この辺は多分改善されていることでしょう。
昔の作品のリバイバルなのに、全然古さを感じさせず、相変わらず観所満載の楽しい作品。キャスト的には、あまりインパクトなし。スカイ役のCraig Bieryoは格好良かったです、はい。まあ初めて観たのが、Peter Gallager,Faith Prince,Nathan Laneの物凄い個性が強いキャストだったので仕方ないかもです。
やはり見せ場は、群衆のダンスシーンがある「Luck Be a Lady」(このシーンのダンスはキレがあって素晴らしい、背筋ゾクゾク物)と「Sit Down,You're Rockin' the Boat」(しばらく拍手が止まりませんでした)。
カーテンコールは、オーケストラはほぼ全員スタンディング状態。久々にロングランでは体験できない新作が始まりそれを観に来たシアターゴアー達の熱気で劇場中が割れんばかりの盛り上がりでした。
せりふにも出てきますが、「chemistory?」舞台と観客が一体となり化学反応起こした瞬間、劇場マジックでした。プレビュー5日目でここまでの盛り上がりってあるんですか?というほど良かったです。他のリバイバル作品は観ていないので、断言はできないけれど、今年のトニー賞リバイバルも手中にあるのでは?
リピートして観たい作品です。

by lovelysheep | 2009-04-14 00:12 | NY09/02