人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Oliver

Oliver_c0089360_034528.jpg年始のDC旅行、最後はミュージカルの話。
DCはアメリカの中で、NYに次いで演劇が盛んな都市だそうで、DCの劇団、ナショナルツアーの公演が行われています。シアターゴアー仲間で、NYから日帰りでDCまで舞台を観に行く人もいるのですよ。

到着日の1/1は元旦でアメリカも祝日、ダグラスの出る「KISS ME KATE」は休演日でした。さて何観よう?この日に上演があったメジャーなミュージカルは、ナショナルシアターの「MOTOWN」、ケネディセンターの「Matilda」と「Bright Star」、シグネチャーの「WESTSIDE STORY」とアリーナステージの「Oliver」。「Bright Star(2/25からブロードウェイでプレビュー開始)」以外は観たことがあるミュージカルでした。好みとアクセスの良さから選んだのは「Oliver」、実は結構好きなんです。

「Oliver」といえば、大規模なロンドンミュージカルで、私はドルリーレーンのジョナサン・プライスのバージョンと、そのあとのパラディウムのミスタービーンズ主演バージョン(私が観たのは次の人)をロンドンで観てます。
今回この作品を選んだもう一つの理由がフェイギン役がジェフ・マーカーシーだったからでした。
Oliver_c0089360_035435.jpg翌日ダグラスに「Oliver」を観た話をしたら、「VERY DIFFERENDTらしいね」と。そう、感想はまさに「VERY DIFFERENT」、今まで私が観た「Oliver」とは全く別物だったのです!

まず劇場ですが、真ん中に正方形の舞台があり、座席が四方にあります(3枚目の写真)、四方から見えるように、舞台のセットはほとんどありません。「SIMPLE IS BEST」な舞台でした。時代設定が現代になっていて、途中でスマホがでてきたりもします。ナンシー役がパンク娘だったのに驚き(現代ではないか)。

Oliver_c0089360_04215.jpgオリバー役は子供でしたが、孤児院の子供や、スリ団の子供の一部は大人が演じていて、ちょっと違和感ありかな。そうダンスシーンがちょっと前衛的な感じがしました。
ジェフ・マッカーシーのフェイギンさんは、飄々としたスマートな役作り。
劇場自体が狭く、舞台まですぐそばで、迫力と緊張感のある舞台でした。

もうあまりよく覚えていないのですが、とにかく今まで観てた大型ミュージカルの演出と違って、驚いて、14時間の時差で眠いのもぶっ飛び、見入った舞台でした。演出を変えると全く別の作品になる演劇の面白さを垣間見た感じでした。

取り止めのない感想ですが、アップしておきます。

by lovelysheep | 2016-02-16 00:47 | DC16